現代アート

『現代アートに挑戦する青山繁晴展』

2017年1月12日~1月21日

解説

「しかし驚いたのは、美大なら提出したとたん、合評で「現代アートを壊すも何も現代アートっぽさをなぞってるだけだ」と確実にコテンパンにされるだろうこれらの作品が、なんと販売されていたことだ。しかも、小さなキャンバスに筆で目が描かれただけの作品の価格は、なんと16万2000円。これが初個展であるにもかかわらず、ずいぶんな価格設定ではないか。」

 現代アートなのだから、なんでも「アリ」と思われている方のために、さわりを解説しますが、そもそも「現代アート」と言ってもジャンルが広いのですが、青山議員が出展していた「ブルーバッチ」「焼売弁当箱」を作品として展示するのであれば、まず「金額」を表示したことで現代アートとしてアウトですね。

 これら既製の商品や普及品を展示する行為は、マルセル・デュシャンの「便器」が有名で、一般的に知られている「コンセプチュアルアート」(概念・観念芸術)のジャンルに当てはまりますが、値段を表示したことで「コンセプチュアルアート」の観賞を拒絶することになり、単なる青山議員ゆかりの弁当・ブルーバッチが高いか安いかになっているのです。

【焼売弁当箱】仮に値段の表示がなく展示されていたら、青山議員の「信者」であれば、横浜のホームで買ったのか、車内販売で買ったのか、飲み物はビールか烏龍茶か、車窓から富士山が見えたのかとかイメージを膨らますこともできるのでしょうが。

【ブルーバッチ】も青山議員は拉致被害者救出の先頭にたって、暑い日寒い日でも北は札幌や南は福岡でシンポジウムがあれば駆けつけ、常に壇上(見たことないけど!)で北朝鮮に吠えまくり、北朝鮮から一番憎まれ役の青山先生が「つけていたブルーバッチ」なのだわぁ。

 となる可能も少しあったものでも「価格16万円」となると「コンセプチュアルアート」の領域から「守銭奴アート」になってしまって残念でしたね


『青山繁晴ゴミのリサイクル展』

永き構想の末に


作品(商品)